Vocareate Project Blog

フリーVSTbotのVocareate Project(ボカリエ)ブログ

2018年最新版!初心者DTMerのためのフリー作曲ソフト(DAW)徹底比較

※別のブログより移行した記事です。

 

DTM』の知名度が上がり、PCで作曲を始めてみたい方も多くなってきたと思います。

でもどのソフトでどんなことをすればいいのか…ソフトは探してみたけどいっぱいあるし違いがよく分からない!ある程度の知識がないと訳がわからないと思います。

打ち込み、録音が出来るDAW(Digita Audio Workstation)と呼ばれるソフト。たくさんあります。

そこでこれからDTMを始める人も分かりやすくフリーでダウンロード出来る便利なDAWソフトをご紹介します!

 

 

 

Cakewalk by BandLab

https://icon.jp/images/feature-images/2018/14740.jpg

これがあれば他はいらないです。有料のDAWソフトすらいらないです!

なぜかというと6万円ほどで販売されていたSONAR PlatinumというDAWソフトが音源やエフェクトが少なくなっただけでそのままフリーになったからです。

導入に関しては藤本健さんの記事が分かりやすく書かれているため、こちらを御覧ください。

www.dtmstation.com



英語のみ対応ですが、日本語化する方法がこちらで解説されています

optima.seesaa.net

中身は以前販売されていたSONARと同等のものであるため、操作方法が分からなければSONARで調べてください。

www.youtube.com

www.youtube.com

Studio One 3 Prime

f:id:vocareateproject:20180121102910p:plain↑デモプロジェクトを開いたスクリーンショット

Studio Oneはプロも愛用しているDAWの一つで世界中でユーザーが増えている人気のソフトです。

そんなStudio Oneには無料版があり、それがこのStudio One 3 Primeです。


ダウンロード方法

  1. My.PreSonus | My.PreSonusにてアカウントを作成。
  2. 登録後、送られてきたメールのリンクをクリックする。
  3. Studio One 3 Prime | PreSonus Shopにて購入します。(無料です)
  4. https://my.presonus.com/profileから必要なコンテンツをダウンロード。


Presenceという音源が付属しており、あらゆる楽器の音が収録されています。
収録されている音の加工もこれで可能。



有料版と比べると大きな差はあるものの基本的なエフェクトは一通り収録しています。

f:id:vocareateproject:20180121103743p:plain

 

Studio One 3 Prime用の書籍もあるため、初心者でも安心です。

作りながらおぼえるDTM入門StudioOne3Prime対応版

作りながらおぼえるDTM入門StudioOne3Prime対応版

 


作曲ラボさんでは使い方を分かりやすく解説しています。
ただしあくでまでも使い方ですから、作曲そのものが初めてという方は上記の書籍の購入をおすすめします。

kaymusic-online.com


有料版Studio Oneの解説ですが、SleepfreaksさんではYouTubeにて解説しており動画を見ながら分かりやすく使い方を覚えることができます。

sleepfreaks-dtm.com


このように様々なチュートリアルがあり、誰でも使い方を覚えることが可能という点で最初に触るDAWとして相応しいと思います。


メリット

  • 日本語での解説サイトが多い
  • 制限はあるもののプロ御用達のソフト
  • 音源とエフェクトが内蔵されている

デメリット

  • 初心者には導入が少々難しい
  • 外部の音源やエフェクトが導入できない
  • 音源の質が低い


Studio Oneの有料版下位グレードにあたるStudio One 3 Artistは安く購入でき、Primeと同様に外部の音源やエフェクトは追加できないものの、1万円でその制限をアンロックできます。(無料、有料含め様々な音源などを追加出来るようになります)

初音ミク鏡音リンレン、巡音ルカといったクリプトン製のVOCALOIDやPresonusのオーディオインターフェースにもStudio One 3 Artistは付属しています。

クリプトン製品に付属しているものはPiapro Editionというもので、VOCALOIDエディターのPiapro Studioが起動出来る特別バージョンです。しかしアップグレードの仕様は異なります。

初音ミク V4X

初音ミク V4X

 
巡音ルカ V4X

巡音ルカ V4X

 

 

Domino




Windows用です。

数年前まではフリーの作曲ソフトを検索すると最初に検索結果に出てきたこのソフト。非常に簡単で導入もシンプル。すぐに曲作りを始められます。

ただしDAWではありません。DAWを紹介すると言っておきながら、これはDAWではないです。「MIDIシーケンサー」という類のソフトウェアになります。しかし作曲をするなら是非導入してほしいソフトです。

とても簡単に言うと録音が出来ない打ち込み専用のソフトウェアです。


ダウンロード方法

下記リンクよりダウンロードする。

takabosoft.com



導入がとても簡単で、下記の2サイトを見れば設定方法と使い方が分かります。

シーケンスソフト Domino の使い方メモ

kaymusic-online.com


f:id:vocareateproject:20180121113935p:plain↑シンプルな上、ソフトの立ち上がりも早くPCのスペックを気にすることはない。


環境設定から画像のように設定することで音を出せます。

f:id:vocareateproject:20180121115047p:plain

このソフトはDAWではないため、打ち込みの機能しかありません。つまり音源も内蔵されていません。画像で設定したのはWindowsの内蔵音源です。


また音量や、左右の定位などの設定は基本的に0~127までの数値で入力します。
コントロールチェンジと言い、Dominoはあらゆる設定をこの数値で設定します。

楽器を選ぶのもプログラムチェンジというものを使います。

これらはハードウェア音源やシンセサイザーで使われるパラメータです。


↑Dominoで用いられているMIDI特有の設定方法。初心者には難解である。

f:id:vocareateproject:20180121115859p:plainDAWではこのようなコンソール画面で操作をする。画像はStuio One 3 Prime。

このあたりがDAWMIDIシーケンサーの違いでもあり、そもそもの用途が実は違います。

現在DTMといえばDAWを使い、そのソフト内で音源(ソフトウェア音源)やエフェクトを立ち上げ楽曲制作を行うことが主流です。

しかしそれはPC性能が高くなったから実現できたことで90年代から00年代初期あたりまでのDTMは、MIDIシーケンサーと外部で接続するハードウェア音源を使っていました。


↑ハードウェア音源として人気のあったRoland SC-88Pro。現在はソフトウェア音源版も存在し、人気は衰えていない。

このようなハードウェア音源やシンセサイザーで用いられているのが、0から127までの数値で入力し、あらゆるパラメータをコントロールするコントロールチェンジというものです。

Dominoはハードウェア音源での使用を考えているためこのMIDI規格を扱う仕様になっているのです。

 

ただしこの規格に関する知識は今のDAW時代にはほぼ必要ありません。全く使うわけではないため覚えておいて損はないです。


そのため、もし将来的にDAWを使ってDTMをするというのであれば初めからDAWを選ぶことをお勧めします。

 

メリット

  • 導入が簡単
  • 他ソフトと比べると非常に使いやすい操作性
  • PCへの負荷がものすごく軽い
  • WAVの音源を制作するのではなくMIDIデータを制作することが目的なら最も良い選択
    (RPGツクールのようなPCゲームでBGMを自作MIDIデータで鳴らす場合、コントロールチェンジを設定しておく必要があるためDominoは最適です。DAWで制作した場合、MIDIデータそのものに音源の情報は含まれていないため正しく鳴らない。)
  • ハードウェア音源やGM企画のシンセサイザーがある場合、それを音源に使用できる。

デメリット

  • 初期状態ではWindows内蔵音源しか使えない
    Windows Vista移行の内蔵音源は音飛びする不具合があり、実用的ではない。
  • 録音ができない
  • 音声データを扱えない
  • WAVなどの音声データで書き出せない
  • 基本的には外部の音源やエフェクトを追加できない
  • コントロールチェンジを使う方法が初心者には困難

 
Dominoは作曲に関する知識がなく完全に初めてという方には持って来いです。DAWほど難解ではないため曲作りに集中することが出来ます。また、エフェクトを使ったミキシングもないため単純に曲作りができます。

DTMではなく作曲の勉強をしたい方にはとてもいいソフトではないでしょうか。


"基本的には外部の音源やエフェクトを追加できない"と書いたものの、やや強引な手法ではあるものの音源を追加することが出来ます。

サウンドフォントを使用する方法、MidRadio Playerの音源を使用する方法、S-YXG50を使用する方法、VSTを使用する方法など様々な方法がありますが、機会があればそちらも解説した記事を書こうと思います。

 

GarageBand

https://support.apple.com/library/APPLE/APPLECARE_ALLGEOS/Product_Help/ja_JP/PUBLIC_USERS/133084/S1101_basFull.png

Macならこんな優秀なソフトが収録されています。外部の音源(AU規格)を追加することも出来ます。

Sleepfreaksさんにて使い方が解説されており、GarageBandは分かりやすいため誰でもすぐに曲作りができます。

sleepfreaks-dtm.com

Macをお持ちならこれがあれば十分です。

 

REAPER 

f:id:vocareateproject:20180121135001p:plain


海外では広く普及しているREAPER。公式での日本語サポートをしていないため日本での普及率は高くないものの使用者はよく見かけます。

なお無料で使えるのは0.999という古いバージョンです。


ダウンロード方法

下記リンクのREAPER v0.999のインストーラーをダウンロード。

REAPER | Old Versions

日本語化ファイルは下記リンクよりダウンロード。

freedtm.3rin.net



ちなみに最新版も実は無料で使えます。

60日間は全く機能制限なしで使用可能。60日を過ぎても機能制限はありませんが、起動時に購入してくださいとの表示が5秒間表示されます。

普通に使えますが、REAPERが気に入ったら購入してください。60ドルというとても良心的な価格です。

ダウンロード方法

下記リンクよりダウンロード。

REAPER | Download

日本語化ファイルは下記リンクよりダウンロード。日本語化されるのは一部だけです。

github.com

 

しかしREAPER v0.999は非常に打ち込みがやり辛いため、Dominoと連携さえるような使い方もあります。

Studio One 3 Primeとの大きな違いとして外部の音源やエフェクトを使うことが出来ます。

WindowsならVSTという規格、MacならAUVST(Mac用)の企画のプラグインを追加出来ます。

有料だけでなく無料でもたくさん配布されています。このブログの左側にフリーVSTbotのツイートを表示させています。気に入ったものを追加してみてください。

メリット

  • 外部の音源やエフェクトを追加できる
  • 機能制限がない
  • 頻繁に行われるアップデート
  • 自由度の高い操作性

デメリット

  • 日本語化はできるもののある程度の英語の知識が必要
  • 日本での解説サイトが少ない

VSTが使えるのでREAPER + Synth1で ストロボナイツのようなフリーで配布されているSynth1などのシンセサイザーを用い楽曲を作ることが出来ます。

また、v0.999ではない有料版はテーマを変えられます。見た目を大きく変えられ、有名なDAWのような見た目にすることも出来ます。見た目だけでなく操作面でも様々なカスタマイズができます。

Logic風テーマ

https://stash.reaper.fm/30018/I%20Logic%20V2%20b.png

I Logic V2 on the way - Cockos Incorporated Forums


Cubase風テーマ

http://walthariatelier.com/mowerx/pages-reathemes/images/Blue-11.png

walthariatelier.com

Podium Free




マイナーですがフリー最強と言われることもあるDAW

ダウンロード方法

下記リンクよりダウンロード。

zynewave.com


Podium Free日本語化パッチもあります。一部日本語化されます。
※『「風の赴き、あるいは夢の森」サイト丸ごと』というファイルを解凍してください。

https://onedrive.live.com/?id=CC3C8A456D005CC9%211756&cid=CC3C8A456D005CC9


Podium Freeをインストールしたフォルダに日本語化パッチをコピーして実行してください。
なお日本語化されるのは一部のみです。


使い方はこちらのブログが参考になります。

ojisan-dtm-izoarts.seesaa.net



DAW慣れしてる人なら感覚でいけるかもしれません。初心者の人は苦戦すると思います。

メリット

  • 外部の音源やエフェクトを使える
  • 有料DAWに劣らない本格的な機能
  • Cubase、Studio One、LogicのようなUI

デメリット

  • 初見で分かりづらいUI
  • 音源やエフェクトでCPUが1コアしか使えない制限があるため処理が重い音源などはうまく動かない


公式のPodium Guideも参考にしてみましょう。

Tracktion 6

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完全無償のDAW。元々有料で販売されていましたが、新しいバージョンがリリースされる度に古いバージョンが無料になります。

こちらのサイトで導入から使い方まで解説されています。

fez.ya-gasuri.com

 

元々販売されていたDAWが使えるのはすごいですよね。日本語にも対応しています。しかし…使い方が慣れませんでした。他のDAWと比べると特殊な使い方です。

メリット

  • 全く機能制限がない
  • 外部の音源やエフェクトを使える

デメリット

  • 他のDAWと比べると使い方が特殊

他のフリーDAW

Pro Tools|First

www.avid.com

世界中のレコーディングスタジオで使用されているレコーディングの定番ソフトウェアの無料版。もちろん打ち込みも出来ます。

プロの世界へ進みたいと思うのであればPro Toolsの使い方は覚えておきましょう。

ただしこの無料版はクラウドに3つのみプロジェクトを保存できます。実用的ではないですね。

Music Studio Producer

Music Studio Producer / Standard / Independence

日本産DAWで無料DAWとしては一時期人気がありましたが、新たなDAWの登場で現在はあまり使われておりません。外部の音源は使えますが、バージョンが古いため不具合が出ることが多いです。

LMMS

LMMS • Home

FL Studioに似ている無料DAW。ユーザーが少なく、使い方を覚えるまでに時間がかかってしまうでしょう。

 

 

本格的にDTMを始めるなら有料のDAWを購入してください。無料のDAWであれこれ試行錯誤する時間を曲作りにあてられるからです。