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ASIO multiclient driverを使って複数のソフトウェアからASIOで出力する方法(※32bitソフト限定)

(Windows環境の場合)DTMではオーディオドライバとしてASIOを指定することがほとんどです。


ASIOは基本的に排他でありDAWでASIOを使用している間は他のソフトウェアから音が出ないことがあります。オーディオインターフェースによってはWDM、MMEは別に再生できたり、マルチクライアントで複数のソフトウェアからASIO出力、入力が可能なものもあります。


しかし中には排他となっているものもありますね。安くて高音質という口コミを聞いて新しく購入したオーディオインターフェースUS-1x2はASIOの入出力は一つのソフトから、WDMやMMEは別に再生可能というものでした。Cubaseを開きながらfoobar2000でASIOを使って再生したかったのですが出来ませんでした。


また、マルチクライアント非対応のオーディオインターフェースを使っていたりASIO4ALLなどを使っている方の中にはDAWを開きながらブラウザの音を出したいという人もいるのではないでしょうか?


そこでSteinbergが非公式で配布しているASIO multiclient driverを使って複数のソフトウェアからASIOで出力してみましょう!

 ASIO multiclient driverのインストール

PC Windows ASIO multiclient driver by Charlie Steinberg - www.steinberg.net

上記のリンク内にあるASIO multiclient driverをダウンロードしてください。


ダウンロードしたファイルを開いてインストールを行います。特に選択肢などはないためNextをクリックしてインストールを終えてください。

インストール後にスタートメニューからasioserverが選べるはずです。デスクトップなどにショートカットを作成することをおすすめします。

ASIO対応ソフトウェアでASIO multiclientを選択

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foobar2000のようなASIO対応プレーヤーでこのように設定します。

その他のASIO対応ソフトウェア(DAWVSTHostなど)でもこのように設定してください。

※ASIO multiclient driverを指定できるものは32bitのソフトウェアのみです。

ブラウザの音もASIOで出力したい!という方は別でASIO Bridgeをダウンロードしましょう。ブラウザは64bitでも問題ありません。

www.vb-audio.com

上記リンク内で下にスクロールするとVB-Audio Hi-Fi Cableというものがあります。

これをダウンロードしてください。

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↑Downloadと書かれているのでそこをクリック

ダウンロードして解凍するとインストーラーが出てくるのでこれをインストールします。こちらも同様にスタートメニューに登録されているはずなのでデスクトップなどにショートカットを作っておきましょう。

 

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ASIO Bridgeを立ち上げてまず確認することは真ん中の表示が「ASIO ON」となっている事です。

次にその下部にあるSelect A.S.I.O Deviceをクリック。

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ASIO Multiclient Wrapperを指定します。

なおこのASIO BridgeをPC起動と同時に立ち上げる場合FileのSystem Tray(Run at Startup)にチェックを入れておきます。

ASIO multiclient driver側の設定

ではここでASIO multiclient driver(ASIO Multi Server)を開きます。

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1がASIO Bridge。2がfoobar2000(再生中にのみ表示される)です。

上部ASIO Driverで出力したいASIO Driverを選択します。オーディオインターフェースのASIOドライバーやASIO4ALLなどを選択します。

これで複数のソフトウェアからASIOで出力することが可能となります。



しかし64bitに対応していないため64bit化がすするんでいるDAWや64bitのスタンドアロン音源ソフトなどをASIO Multi Serverで指定できないのは残念です。

オーディオインターフェース側がマルチクライアント対応であるのが一番良いですが、購入しようとしてもどれが対応か分かりませんし公式サイトにそのような仕様は書いていませんし使用者に聞くしかありません。ただしループバック搭載オーディオインターフェースの多くはマルチクライアント対応です。


オーディオインターフェースによってはVoicemeeterというソフトを使用する方法もありますがそちらは別の記事で紹介したいと思います。